SQ値とは
<オプション取引講座〜SQ日とは〜>
こんばんは。よしおです。
前回は<タイムディケイ>について説明しましたね。
今回はその続きです。
オプション取引には先物取引同様、月ごとに<SQ日>といわれる、いわゆる締切日があります。
オプション取引においてこの締切日は毎月第2週の金曜日に設定されています。
この締切日が前回説明した<タイムディケイ>につながります。
そして、この締切日があるため、オプション取引は相場が横ばいだとしても、
利益を得ることができるのです。
つまりどういうことかというと、
第2週の金曜日に締切日がきて、(正確には第2週木曜日のデイタイム終了15:15にポジション
は動かせなくなります。)そして<SQ値>が決まります。
<SQ値>とは、最終精算指数ともいいます。
ここでは簡単に最終決済を行うための価格と覚えておけばよいでしょう。
その後、金曜日のナイトタイム16:30より、次の月の取引ができるようになります。
そしてまた次の月の<SQ日>までを取引します。
この際、先物取引では、原資産価格(実際の価格)を取引するのに対して、
オプション取引では、これまた特有の<プレミアム>という価格で取引します。
この<プレミアム>については次回、詳しく説明しますが、簡単に説明すると
プレミアム=時間価値+本質的価値と覚えましょう。
そしてこの時間価値がタイムディケイによってSQ日が近くなるにあわせて
減少します。
どうですか?捕らえましたか?
つまり相場がずっと横ばいの場合でもSQ日が近くなるにつれて、プレミアムの価格は
減少するので、利益をあげることができるというわけです。
次回はこの<プレミアム>について詳しく説明します。